ワコムは電子ペンやペンデータの入出力に必要な電子デバイスを手がける。

【ワコムコンポーネント事業部ジェネラルマネージャー 井出信孝氏】 ワコムは電子ペンやペンデータの入出力に必要な電子デバイスを手がける。今年から電子ペン関連技術をソフトを通じて外部に公開するなどユーザー層の拡大に向けて動きだした。コンポーネント事業部の井出信孝ジェネラルマネージャーに戦略や狙いを聞いた。(下氏香菜子) ―電子ペンのユーザー層はこれまでプロのデザイナーや漫画家が中心でしたが、一般にも広がりつつあります。  「スマートフォンやタブレット端末(携帯型情報端末)が普及し、画面に文字やイラストを手書きでペン入力して、相手とより円滑にコミュニケーションをとり たいと考える人が増えているためだ。韓国サムスン電子の『ギャラクシーノート』など、ペン入力に対応した機種も普及してきた」 ―一方で、電子ペンを使った経験がない人がまだ大半を占めています。  「現状、異なる基本ソフト(OS)では、電子ペンデータの互換性がなく、使い勝手が悪い点が理由の一つになっている。このため当社の電子ペン関連技術を応 用し、どのOSでもデータを共有できるアプリケーションを開発できるソフトウエアの無償提供を始めた。互換性を気にせずに電子ペンを使える環境が整えば、 ユーザーの裾野が広がると判断した」 ―ソフトの採用動向と今後の展開は。 「スマホやタブレット端末を手がけるメーカーが採用を検討しているなど、まずまずの手応えだ。今後は教育や産業分野など、これまで電子ペンが導入されてこなかった市場への提案営業を強化する。電子ペンを活用できる場を広げていきたい」

 

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